1. シーケンス制御とは ?

1.3  基本的なシーケンス制御

基本的なシーケンス制御は、次の内容を組み合わせることで、実現されます。

順序制御
条件制御
時限制御,計数制御

(1)順序制御
定められた順序で機器を動かす制御であり、ステップ(STEP)制御とも呼ばれています。
1.1節の洗車機の制御での「お金を入れスタートボタンを押す」→「水洗いスタート」→「洗剤により水アカ取り」→「モップでの洗浄」・・・の流れは、この順序制御によるものです。
一般的に機械は、必ず何らかの動作順序が決まっています。
機械のシーケンス制御では、動作の流れをこの順序制御で決めます。そして、どのような条件で動くか、止まるかということを、次に述べる条件制御で決めます。

SEQUENCE_CONT

(2)条件制御
制御対象の状態信号・完了信号を組み合わせて、定められた条件が成立すると、機器を動作させる制御のことです。
これは、また信号の組み合わせで、不要な時に機器が動作しないように条件を付けることから、インターロック(Interlock)制御とも呼ばれます。
1.1節の洗車機の制御では、「お金投入を検出 & スタートボタンが押されている」状態で、「水洗いが開始」されることが、この条件制御の例になります。

下の図に示すように、制御装置をブラックボックス化すると、制御対象からの状態信号・完了信号が「入力」、制御対象への動作指令が「出力」となります。 「入力」条件により→「出力」が決まり、それにより制御対象が動き、これにより次の「入力」条件が決まります。

このように条件制御においては、制御装置と制御対象の間に、状態信号・完了信号と指令信号によるループが出来ることになります。

CONDITION_CONT

 

(3)時限制御、計数制御
時限制御は、制御対象への動作指令が時刻や時間で決まる制御です。
1.1節の洗車機の制御では、STEP2「最初の水洗い」を例えば3分間行ない、終了後に次のSTEP3に進むといったことが、この時限制御に相当します。
同様に、計数制御は製品個数や機械動作回数などの計数により、制御対象への動作を決める制御です。
時限制御にはタイマー機能、計数制御ではカウンタ機能が必要となります。

TIMER_CONT

COUNTER_CONT


シーケンス制御はもともと、リレーにより実現構成されていたという歴史的な理由により、用語にもリレーに由来するものが多くあります。 しかし、現在ではリレーによるシーケンス制御を経由することなく、直接シーケンサ自体による制御から理解することも、多くなりました。 ここでも、基本的にはリレーによるものではなく、直接シーケンサの説明を主体に行ないたいと思います。

参照:リレーの基礎知識接点の基礎知識動作シーケンス図の表し方

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