5.1 サーボの役割り
サーボ(Servo) 機構とは、ラテン語で奴隷を意味するServusが語源と言われ、指示された命令通りに動くように構成された制御機構のことです。 俊敏で高精度な動作を実現するため、自身の動作状態を常に確認し、指令とのずれが出ないようにフィードバック(feed
back)していることが特徴です。指令信号とフィードバック信号との差が小さくなるようにいかに制御するかが重要となります。
JISでの定義: サーボ機構とは、「物体の位置、方位、姿勢などを制御量として、目的の任意の変化に追随するように構成された制御系」
サーボ機構は、大きく次のように分類されます。
| 指令部 |
動作の指令信号を出します。 |
| 制御部 |
指令通りにモータなどが動かせるようにします。 |
| 駆動・検出部 |
制御対象を駆動したり、その状態を検出したりします。 |
実現する機構には、油圧式・空圧式のものもありますが、最近ではメンテナンス性に優れた電気式のものが広く利用されています。 電気式のうち、特にFA関連での精密な制御に多く利用されているいるのが、ACサーボによるものです。
参照:サーボモータの種類
また、サーボモータには、回転角・速度・方向を検出するためのエンコーダが付いており、検出情報をサーボアンプ(制御部)にフィードバックしています。
参照:エンコーダの種類
80年代に登場したACサーボは、数値制御(NC)やロボットの分野における利用により、FA関連での可変速ドライブの主役に踊り出ました。
その後、90年代には油圧から電動への移行による市場の裾野拡大などにもより、より広い用途に利用されるようになりました。
最近では、移動体通信など情報技術(IT)の進展に伴い、半導体製造・電子部品組立て・液晶関連など、その裾野かかわる分野においても、飛躍的に利用が増加しています。
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