<サーボモータの種類>

一般的に利用されているサーボモータは、SM(同期)形ACサーボモータ、IM(誘導)形ACサーボモータ、DCサーボモータの3種類です。

FA関連では以下のような理由のため、特に需要の多い小・中容量では、SM形ACサーボが主流です。

このため、通常のFA用途では、サーボと言えば、SM形ACサーボと思って良いでしょう。

メンテナンスフリー DCサーボモータは整流ブラシの保守・点検が必要。
耐環境性 DCサーボモータは、ブラシ磨耗粉が発生するため、クリーンな場所では利用不可。
停電時の発電制動 IM形ACサーボモータは、永久磁石なしのため、停電時の発電制動不可。

IM形ACサーボモータは、構造堅牢で、高速・大トルク対応が可能、大容量で効率が良いことから、大容量(7.5KW以上)で主に利用されています。

しかし、近年ではベクトル制御方式と呼ばれる方式が出現し、IM形ACサーボモータ利用分野に取って代わっています。

 

種類 構造 特徴
長所 短所
SM(同期)形
ACサーボモータ

メンテナンスフリー。

耐環境性に優れている。

大トルクが可能。

停電時の発電制御可能。

小型・軽量。

高パワーレート。

サーボアンプがDCモータ用よりやや複雑。

モータとサーボアンプは1:1の対応が必要。

マグネチックは減磁の恐れあり。
IM(誘導)形
ACサーボモータ
メンテナンスフリー。

耐環境性に優れている。

高速・大トルクが可能。

大容量では、高効率。

構造が堅牢。
小容量では、低効率 サーボアンプがDCモータ用よりやや複雑。

停電時の発電制御が不可。

温度により特性が変動。
DCサーボモータ サーボアンプの構成簡単。

停電時の発電制動が可能。

小容量では安価。

高パワーレート。
整流子周りの保守・定期点検が必要。

DCサーボモータは、ブラシ磨耗粉が発生するため、クリーンな場所では利用不可。

整流ブラシの関係で高速大トルクで使用不可。

マグネチックは減磁の恐れあり。

 

ACサーボモータ方式では、SM形は回転子に永久磁石を利用していますが、IM形は永久磁石を利用していないところが、大きな違いです。

DCサーボモータは、整流子・ブラシがあることが大きな特徴です。


最近では、ACサーボモータの一種でダイレクトドライブ(DD)形と呼ばれる、超低速で大きなトルクが得られる方式も、半導体製造装置やロボットなど超高精度位置決め制御を中心に利用され始めています。

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